Wi-SUNソリューション
Wi-SUN概要
Wi-SUN (Wireless Smart Utility Networkの略)とは、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が中心となり開発され、現在は国内外の企業が加盟する Wi-SUN Allianceで規格の策定や認証、普及活動が行われている省電力無線通信規格です。次世代電力量計「スマートメーター」に採用され、今後は多くのHEMS機器やHAN対応家電製品に搭載されて普及することが期待されています。 ※Wi-SUNはWi-SUN Allianceの登録商標です。

Wi-SUNの特徴
- Wi-SUN Allianceにて策定
- IEEE802.15.4g/4e(920MHz帯)を使用した比較的シンプルなプロトコル
- NICTが主導しており、日本での利用が中心の規格
- 日本のBルートに採用(電力メータ~HEMS間 1:1通信)
- HANでの使用を考慮し、1:N通信にも対応した規格 ※マルチホップ(Relay)と省電力(Sleep)に対応した拡張版HAN仕様についても仕様検討中
項目 | 仕様 |
準拠規格 |
|
通信周波数 | 922.5MHz ~ 927.7MHz |
変調方式 | 2GFSK |
通信速度 | 100kbps |
※1 送信時間制限(1時間あたりの送信時間総和)への対応は下記になります。 ARIB規定に従い、1時間あたりの送信時間の総和は360秒以下となります。 ①送信していない時間を計測し、その時間の1/10を送信可能時間として加算。送信可能時間は上限360秒として、それ以上にはならない。 ②送信前に送信時間と送信可能時間を比較し、送信可能時間のほうが長ければ送信し、短ければ送信しない。 ③送信完了後、送信可能時間から送信時間を減算。 ・起動時、2秒間は電波を送信できません。2秒後から200ms(約2kbyte)の送信が可能となります。 ・送信可能時間は1分周期でアップデートされます。したがって、送信可能時間が足りない場合には、最長1分間送信ができません。 ※2 規格にてOptionとなっている機能についてはサポートしていません。また、実装依存となっているパラメタは下記となっています。 ダイバシティアンテナ=未対応/送信プリアンブル長=24byte/フレームバージョン=2(15.4e)のみに対応/常時電源駆動端末のみをサポート(Sleep未サポート)/端末参加台数=最大1台
アドソル日進が提供するWi-SUNソリューション
(Wi-SUN Version)
Wi-SUN通信スタック

- Bルート対応920MHz無線通信
- シングルホップ通信
- Wi-SUN IPに特化した非常に小さいフットプリント
- ECHONET Lite部分はカスタム対応
- HAN対応(RelayやSleep対応)も今後リリース予定。
アドソル日進のWi-SUN通信スタック仕様(Bルート)※
項目 | 仕様 | 備考 |
使用ROM容量 | 111KB程度 | サンプルアプリケーション除く |
使用RAM容量 | 13KB程度 | サンプルアプリケーション除く |
920MHz USBドングル
Wi-SUN-IP等の標準規格に対応した920MHz無線ドングル
920MHzのUSBドングルで機器を無線化
- コンパクトなUSBドングルタイプのためPCやゲートウェイ端末などを容易に920MHz対応することが可能
- 従来の2.4GHzよりも通信距離、回り込み性能が拡大より安定した通信で、さらに使いやすくなります
- 上位をECHONET Liteにカスタムすることも可能※
- 920IP対応(マルチホップやメッシュ通信)などもご相談下さい
Wi-SUN IPドングル

- Bルート対応920MHz無線通信 (TTC標準JJ-300.10 方式A準拠)
- 高性能通信モジュールを搭載 最低受信感度が低く、長距離通信を実現
- シングルホップ通信
- Bルート対応版Sample Appもご用意
920MHz無線スニファ―

- ドングル型の920MHz無線スニファー
- Bルート対応Wi-SUN,Wi-SUN IP
- 920IP等のパケットをキャプチャーし、確認できます。
※ uLOOKとuSTACKはアドソル日進の登録商標です。