プログラマブルSoCテクノロジーを活用した、産業及び車載アプリケーション向けの安全な業務実現方法

Xilinx,Inc.
 Director Automotive Strategy and Customer Marketing
  Daniel Isaacs 氏

  IoTセキュリティ実現 信頼の連鎖が何より重要

サイバー攻撃を受けた場合、一般的には、システムの再構築か、ソフトウェアの更新のいずれかが一般的な事後処置になると考えられています。当社が開発した「プログラマブルSoCテクノロジー」を活用すると、復旧時における煩雑な作業から解放されます。無線ネットワークを活用し、ソフトウェアの更新に加え、ハードウェアの設定変更も容易に実現し、さらに、継続的なモニタリングを行うことで、IoTデバイスを常時監視することも可能になります。

Xilinx,Inc. Director Automotive Strategy and Customer Marketing Daniel Isaacs 氏

まず、デバイスレベルでは、プログラマブルSoCデバイス(ZYNQ)をコアに複数のアプリケーションを組み合わせ、セキュアな通信・モニタリング制御を実現しています。産業アプリケーションの動作制御や画像処理なども非常にセキュアな方法で行うことで、デバイスレベルのセキュリティーを担保しています。

Xilinx,Inc. Director Automotive Strategy and Customer Marketing Daniel Isaacs 氏

プラットフォームレベルでは、当社を含め世界300社以上が参加するインダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)との協業により、複数分野でセキュリティーの確保と強化に向けた実証実験を進めており、IoTセキュリティ、サイバー攻撃対策技術の強化に努めています。
こうした活動の成果をスマートファクトリーに導入した事例では、人工知能(AI)の機械学習によって様々な予兆を検知するだけでなく、モニタリングすることで、サイバー攻撃の予兆や、システムの脆弱性の可視化、システム改良が必要な箇所を予測し、セキュリティー強化につなげるシステム構成にしています。いわば予防的な保守によって、セキュリティーを担保している。そのコアとなるアプリケーションがZYNQのMPSoCデバイスです。セル生産から大規模の生産ライン、工場単体、さらには複数の工場を対象にモニタリングを行うことが可能となります。
自動車の生産システムにおいても、セキュリティーのライフサイクル全体、つまりセキュリティーの設計から実装、導入、導入後のテストまでトータルにカバーすることができます。

Xilinx,Inc. Director Automotive Strategy and Customer Marketing Daniel Isaacs 氏

このほか、ソフトウェアがリリースされた後にバグが発見されると、無線ネットワークを経由してのアップデートが行われてきましたが、プログラマブルSoCを利用することで、ソフトウェアのみならずハードウェアのアップデートも可能になります。セキュリティー面では、異常な動作をリアルタイムで検知することができ、即時にシステムのアップデートや設定変更をすることができるようになります。日々高度・複雑化するIoT機器やIoTシステムに対する、サイバー攻撃対策として、活用されています。
IoTセキュリティーを実現するためには、信頼の連鎖が何より大切と考えています。プログラマブルSoCは、サプライチェーンからデバイス、プラットフォーム、クラウドにいたる部分まで、信頼の連鎖をもたらすと、確信しています。