LPWA LoRaソリューション
LoRaの「プライベート・ネットワーク」の特性を活かし、各種メーター、所在監視、災害監視、 遠隔管理などの用途で使用されることが期待されています。
LoRaの概要
- LoRaはLPWA(Low Power Wide Area)の一種であり、LoRa Allianceにより策定されているオープンな規格です。
- 物理層の規格を「LoRa」、上位層を含めた規格を「LoRaWAN」と呼び、SubGHz帯 (日本では920MHz帯)でLoRa変調(スペクトラム拡散)を行うことにより、低速ですが、⻑距離通信が可能な規格です。
- なお、帯域幅と拡散率を設定することで、アプリケーションや環境に応じて通信速度と通信距離の調整が可能です。 (通信速度を速くすると通信距離は短くなり、通信距離を⻑くすると通信速度は遅くなります)
項目 | 仕様 |
準拠規格 | ARIB STD T-108(※1) |
通信周波数 | 920Mhz帯 |
変調方式 | LoRa変調(スペクトラム拡散) |
帯域幅 | 31.25kHz〜500kHz |
拡散率 | 7〜12 |
通信速度 | 73bps〜22kbps |
通信距離 | 〜数km(※2) |
(※1)キャリアセンス時間
5ms以上、送信時間制限=4s、休止時間=50ms、1時間当たりの送信時間の総和=なし
(※2)周囲環境、アンテナ等により変動します。
LPWAの各方式比較
- LoRaはプライベート・ネットワークを構築できるという特徴を持っています。
- また、利用に際しては、無線免許が不要。双方向通信が可能で、自由にネットワークを構築することが可能です。
LoRa | SIGFOX | NB-IoT | |
プライベート・ネットワーク構築 | ○可能 | ×不可 | ×不可 |
免許 | ○不要 | ○不要 | ×必要 |
双方向通信 | ○可能 | ×不可 | ○可能 |
通信料金 | - (プライベート・ネットワークのため不要) | ○安い | △比較的安い |
各種無線規格については下記を参照ください。
無線通信プロトコルスタックソリューション
Wi-SUNソリューションについては以下を参照ください。
Wi-SUNソリューション
アドソル日進が提供する LPWA LoRaソリューション
LoRaシステム開発
- LoRaWAN対応、アプリ、システム開発等お気軽にご相談ください。
LoRaサンプルキット(開発中)
- LoRa対応のサンプルキット
- ・ボタン押下により、゙データを送信、簡単にLoRaの通信評価が可能
LoRaパケットモニタ
- USBドングル型のパケットモニタ(スニファ)。
・LoRaのパケットをキャプチャーし、確認できます。
・キャプチャデータはWireSharkに取込み、解析できます。
端末仕様
- USBドングル
項目 仕様 備考 表示機能 LED緑×1 インタフェース USB Type-Aコネクタ 電源 USBから給電 電源スイッチ無し 動作環境 温度:0~40℃
湿度:30~80%RH結露なきこと 対応周波数 920.6MHz~928MHz帯
(中心周波数920.6~927.8MHz)外形寸法 60×35×15mm 突起部除く
- ボタン端末
項目 仕様 備考 表示機能 LED緑×1 制御機能 ボタン×1 電源 CR2032 電源スイッチ無し 動作環境 温度:0~40℃
湿度:30~80%RH結露なきこと 外形寸法 43×72×15.5mm 突起部除く