【アドソルGISマガジン】GISと地図データと地図サービス[Vol.2]



本日は、「アドソルGISマガジン」第2回目をお送り致します!


前回は「GIS」とはどんなものなのか?をご紹介しました。

ポイントとしてはこのような内容でした。

  • 図形と表データが対になっている
  • 様々なデータをレイヤー構造で扱う
  • 図形と図形を用いて様々な分析を行う

しかし、こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

「カーナビのことだよね。」
「Googleマップは知ってるよ!」
「ゼンリンと何が違うの?」

どれも、「惜しい」のですが、もう少し違いをご説明いたします。


GISと地図データと地図サービス

―カーナビ、Googleマップ、Yahoo!MAP・・・―

皆さんも、このような地図サービスを1度は使用したことがあるのではないでしょうか?
生活のデジタル化が進んだことで、紙の地図を使っていた時代よりも格段に地図に触れる機会が増えたかと思います。
世の中には様々な地図データやサービスが存在していますが、これらは一体、GISと何が違うのでしょうか?


GISの構成要素としては、「インフラ」、「データ」、「ソフトウェア」、「アプリケーション」、「人」が必要です。
データ、それも自社データのみではなく、外部データが必須となるとところが、特徴的な点です。(図)


このデータを担うのがGISデータベンダーの方々。
ゼンリン、ジオテクノロジーズ、昭文社などが有名です。
測量などから地図データを作成し、販売されています。
またデータを作成するのにGISが用いられており、GISソフトのヘビーユーザーでもあります。


GISのソフトウェアといえば、ESRI(ArcGIS)が有名です。
事実上のデファクトスタンダード(出典:ARC Advisory Group Report 2019)にして、多彩な機能とラインナップを誇ります。
代表的な製品ArcGIS ProのAdvancedになると、ジオプロセシングツールという処理や分析の機能の数は727にも及びます。(バージョン2.6)
他にはオープンソースのGISなども最近は台頭してきています。


GISソフトウェアだけあっても地図は何も表示されず真っ白ですし、GISデータだけあっても、それを使うソフトウェアが無くては意味がありません(例外はあります)。
「GIS」といいますと、最低限このソフトウェアやWebサービスとデータが組み合わさった状態となります。


身近にある地図システムとの違い

次に「地図のシステム」というと、皆さんが親しみのあるのはカーナビGoogleマップでしょうか。

カーナビゲーションは用途が明確です。
A点から、B点までの最適な経路を示し案内することに、ハードウェアのデータも仕組も特化しています。



Googleマップに代表されるような地図サービスは、検索したものがどこにあるかを示すことと、地図として表示している範囲内に目的の施設はあるのかを検索するのが得意分野です。
またそれらの場所にはどうやって行くのかという経路探索の機能があります。
これらの機能を用いて、地図としてのシンプルな機能を備えたソリューションやアプリが開発されています。


機能特化か汎用的かの違いかはありますが、カーナビも地図サービスも、GISの一部の機能とあらかじめ用意されたデータがセットになったものです。
分析機能は基本的に経路探索ぐらいで、データの作成機能などはあまりありません。


最適なGISソフトウェアに、必要なデータを搭載し、高度で多彩な分析やヴィジュアライゼーションを行うのがGISの特長です。
では、GISではその高度な機能を用いてどんなことができるのでしょう?
次回以降は、そんな具体的なイメージをお伝えしてまいります。


───・───・───・───・───・───・───・───・──

いかがでしょう?
地図関係のシステムに必要な要素や違いなどが、イメージできましたでしょうか?
GISはグラフィカルで、とても分かりやすい仕組です。
しかしその利点を活かし、最大限生かすためには、要件に応じた各要素の組み合わせにてシステムを構築する必要があります。
この専門性が高い分野には、当社の様に技術と経験と体制が求められます。


これからも様々な情報をお届けしていく予定ですので、お時間あるときにでも御目通しください。


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