当社は、2022年より「宇宙を推進力とする経済成長とイノベーション」の実現に向け、「東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 中須賀・船瀬研究室」との共同研究を推進しております。

この研究の一環として、東京大学大学院工学系研究科では、2022年度下期に新講座「実践宇宙データ活用」が開講、当社はAI・IoTの知見を活かし、ご協力してまいりました。
2023年2月15日には、本講義の「成果発表会」が開催され、学生が2チームに分かれ「『衛星データ』『船舶検出AI』を活用した新たなビジネス」というテーマでプレゼンテーションを実施。PBL（Project Based Learning：課題解決型学習）で自ら試作したAIを用い、研究を進めた成果を披露し、本講座を担当した講師陣との質疑応答、審査を経て、「最優秀賞」「優秀賞」が決定しました。

本共同研究を推進する当社AI研究所部長　浜谷千波のコメント

新講座「実践宇宙データ活用」では、半年間、チームに分かれてPBLを実践してきました。
成果発表会における両チームの提案は非常に対照的な魅力があり、アイデア次第で宇宙衛星データ利活用はまだまだ広がる、そのポテンシャルを強く感じました。
宇宙衛星データの利活用には、「民主化」をはじめ、まだまだクリアすべき課題があります。そして衛星データを活用できる人材もまた不可欠です。
今後、共同研究でこうした点をさらに深掘りし、リアルな社会貢献へのチャレンジを続けていきたいと考えています。

開催概要

東京大学大学院工学系研究科との産学連携の取り組み

東京大学との、産学連携の取り組み

2020年に改訂された「宇宙基本計画」では、「宇宙利用大国」に向け「宇宙を推進力とする経済成長とイノベーションの実現 」が掲げられ、産官学の垣根を超えた取り組みが推進されています。
当社は「宇宙を推進力とする経済成長とイノベーション」の実現に向け、さらなる貢献を果たすべく、超小型衛星開発の世界的な第一人者であり、宇宙関連研究をリードする東京大学の中須賀真一教授と協議を重ね、「宇宙分野の技術強化」に加え、それを利用する「ＩＴ技術力の育成」、及び「両者をつなぐ力の強化と実践」が、今後、より重要になるとの共通認識のもと、「東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 中須賀・船瀬研究室」と、「宇宙データの活用力」や「知見の強化」の実現に向けた共同研究を推進することで合意いたしました。
本共同研究では、「 東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 中須賀 真一 教授 」と、宇宙データ活用によるイノベーションを目指し、【 「宇宙」 × 「IT」 × 「問題解決」で、未来を創る 】 をキーコンセプトに、

アドソル日進の宇宙・航空関連の取り組みについて

当社は、「監視」「制御」「通信」等の、創業来培ってきた技術を強みに、「衛星データ利活用システム」 「衛星システム」「宇宙状況把握システム」などの、宇宙関連の ICT システム開発に取り組んでおります。
また、航空関連では、安心・安全な航空機の運航に貢献する ICT システムの提供に長年取り組んできたほか、航空キャリア向けの ICT システムの提供を通じて、社会の発展に貢献しています。

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